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夜中にひとりで泣いてしまう…シングルマザーが感じる孤独とその乗り越え方

— シングルマザーナビ編集部スタッフより、夜中に子どもが寝た後にひとりで泣いたことのあるあなたへ —

シングルマザーとしての孤独感は、想像以上に深いものです。仕事に育児、家事、すべてを一人でこなす日々。その重さが、夜中にふと押し寄せてくることがあります。今日は、私が実際に感じた孤独を感じる瞬間と、その乗り越え方についてお話ししたいと思います。

目次

孤独を感じる7つの瞬間

1. 子どもを寝かしつけた後、リビングに戻った時

子どもが寝た後、静寂が訪れます。その瞬間、急に孤独感が押し寄せてきます。誰かと話をしたいのに、話す相手がいない。テレビをつけても、誰も聞いてくれない。その空虚感が、心を締め付けます。この時間が、シングルマザーにとって最も孤独な瞬間かもしれません。昼間の忙しさから解放されるはずなのに、逆に孤独が深まってしまうのです。

2. 仕事で失敗した時、相談できる相手がいない

仕事で大きなミスをした時、誰に相談していいのか分からなくなります。配偶者がいれば「大変だったね」と言ってくれるはず。でも、私にはその相手がいない。親に言ったら心配させてしまうし、友達に言うのも気が引けてしまいます。その結果、ひとりで抱え込むことになり、ますます孤独感が募ります。

3. 子どもが言うことを聞かない時、一人で対応する苦しさ

子どもが急に反抗的になった時、その対応をするのはひとりです。別の親に「疲れたから交代して」と言える相手がいない。24時間、親の責任は自分にかかっている。その重さが、時には耐えられなくなります。

4. 友達が「夫が手伝ってくれた」と言うのを聞く時

友達とのLINEで「夫が家事を手伝ってくれた」とか「夫が子どもを見てくれているから、今から出かける」と聞くと、複雑な感情が湧き上がります。羨ましさや悔しさ、そして孤独感。自分には、そういう頼れる相手がいない。その差が、時に本当に大きく感じられます。

5. 健康診断で「要検査」と言われた時

自分の体調が悪い時、子どもを誰かに見てもらって病院に行く余裕がない。そして、もし大きな病気だったら、子どもはどうなるのかという不安が押し寄せてきます。配偶者がいれば「俺が子どもを見ているから、お前は病院に行け」と言ってもらえるはず。その選択肢がないことの恐ろしさを感じます。

6. 親戚の集まりで「パートナーの話」を聞く時

親戚の集まりで「うちの夫はね」とか「主人がね」という話ばかり聞かされると、疎外感を感じます。自分だけがその話に参加できない。浮いている感じがして、本当に辛いです。

7. 夜中、子どもの寝顔を見た時に感じる責任感と孤独感

子どもが寝ている小さな顔を見ると「この子を絶対に守らなきゃ」という責任感が湧きます。でも同時に「この子のために、ひとりで全部やらなきゃ」という孤独感も湧いてきます。その両方の感情が同時に存在する時、涙が止まらなくなります。

孤独から抜け出す乗り越え方

SNSやオンラインコミュニティに頼る

同じシングルマザーとの繋がりは、本当に大事です。LINEグループやTwitter、オンラインサロンなどで「自分だけじゃないんだ」という安心感が得られます。完全に孤独から抜け出すことはできなくても、その感覚を共有できる人がいるという事実が、心強いものです。

オンラインカウンセリングを活用する

心理士に話を聞いてもらうことも一つの手です。月3,000~5,000円程度で、プロに話を聞いてもらえる場所が得られます。友達には言えないことも、プロには言える。その場所があるだけで、心が救われることがあります。

自分の時間を、少し確保する

子どもが寝た後、完全にリビングで過ごすのではなく「自分のための時間」を作ることが大切です。読書や音楽、映画など、自分が楽しめる時間を持つことで、孤独ではなく「自分の時間」に変わります。孤独とひとりの時間は別物。その区別がつくと、少し心が楽になります。

子どもに甘える

時には「ママ、今日疲れたんだ。一緒にいてくれる?」と子どもに頼んでみることも大切です。すると、子どもは一緒に座ってくれたり、抱きついてくれたりします。子どもを守ることばかり考えていたけれど、時には頼ることも大事です。その信頼関係が、孤独を少し埋めてくれます。

親や友達に、正直に頼る

「疲れた」「孤独」という感情を、誰かに話すことも大切です。親に全てを言う必要はありませんが、「最近疲れてる」という話だけでも、親は心配してくれます。その心配が、孤独を少し埋めてくれるのです。

意識的に人間関係を作る

児童館や保育園の保護者、学校の行事などを通じて、大人の関係を作ることも大切です。完全な友情ではなくても「あいさつを交わせる人」という存在が、孤独感を軽くしてくれます。

孤独は、続くけど

シングルマザーの孤独は、簡単には消えません。でも、その孤独の中にも「強さ」があると思います。ひとりで決断して、ひとりで実行する。その過程で、自分の中に何かが育つのです。完全に孤独から抜け出すことはできなくても、その孤独と付き合う方法はあります。そしてその方法を知ることで、少し心が軽くなるのです。

夜中にひとりで泣く日もあります。でも、朝になったら、また頑張る。その繰り返しが、シングルマザーの人生なんだと思います。

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この記事を書いた人

シングルマザーナビ編集部です。
私たちは “何人かのシングルマザーで運営している小さな編集部” です。

それぞれ働き方も、子どもの年齢も、抱えてきた事情もバラバラ。
でも、夜中のキッチンでスマホを握りしめて検索したあの不安や、
通帳の残高を見てため息をついた日、
子どもに不意打ちで「なんでパパいないの?」と言われて固まった瞬間──
そういう“誰にも言えない体験”は共通していました。

ここでは、私たちが実際に味わってきた悩み・やらかし・小さな成功体験を、
専門家ぶらずにそのまま書いていきます。
「制度の情報」と「心が折れた瞬間」を、ちゃんと並べて置いておける場所にしたいと思っています。

ひとりで踏ん張っているあなたが、
少しでも呼吸しやすくなる記事を届けられたらうれしいです。

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