— シングルマザーナビ編集部スタッフより、年末調整の書類にため息をつくあなたへ —
「ふるさと納税？あれってお金に余裕がある人がやるものでしょ」そんなふうに思って、毎年スルーしていませんか。私もかつてはそうでした。数万円を先に払うなんて、正直怖くて仕方なかったんです。
でも、子どもの食費がじわじわ増えていく今、この制度がシングルマザーの家計を助ける小さな救いになることを知りました。高級なお肉やカニをもらうためじゃなくて、普段の生活に欠かせないものを手に入れて、現金の出費を減らすための地味な使い方です。
「寄付」じゃなくて、税金の先払い。実際の負担は2000円だけ
ふるさと納税は、来年払うはずの住民税を先に好きな自治体に払うことで、そのお礼に品物がもらえる制度です。例えば3万円を寄付したら、翌年の住民税や所得税から手数料の2000円を引いた2万8000円が控除されます。つまり、実質2000円の負担で3万円分の返礼品が手に入るんです。
私も最初は「本当に得なの？」と疑っていました。でも、給料から天引きされて何の見返りもなく消えるお金が、好きな品物に変わるなら、少しは気持ちが楽になると思いませんか？
高級品は無理しなくていい。狙うのは「絶対に使うもの」
テレビで見るような高級牛肉やカニは、正直、私たちには贅沢すぎます。だから私は、重くてかさばるけど絶対に必要なものを選びました。
お米は特におすすめです。20キロもあれば、食べ盛りの子どもがいても2〜3ヶ月はもちます。スーパーで買うお米代が浮くのは本当に助かります。
それからトイレットペーパーや洗剤も外せません。買い物に行く手間が省けるし、腐らないので安心感があります。半年間は日用品を買わなくて済むと思うと、心が少し軽くなりますよね。
あと、冷凍庫にハンバーグや豚こま肉があると、疲れて何も作りたくない金曜日の夕飯がぐっと楽になります。私も何度も助けられました。
限度額を超えると損になることも。シミュレーションは必ず
ただし注意したいのは、年収や家族構成によってお得になる上限額が決まっていることです。住宅ローン控除や医療費控除を受けている場合は特に気をつけてください。年収が低すぎて住民税が非課税の方は、そもそも控除の恩恵が受けられないこともあります。
私は最初、限度額を知らずに寄付をしてしまい、結局ただの寄付になってしまった経験があります。あの時は正直、気が遠くなりました。でも、今は必ず「さとふる」や「楽天ふるさと納税」のシミュレーションを使って、自分の年収を入れて確認しています。楽天ならポイントもつくので、そのポイントだけで実質負担の2000円を回収できることもありますよ。
ふるさと納税は、知っているか知らないかで差がつく
年末の食卓の豊かさは、こうした小さな工夫の積み重ねで変わります。私も最初は「寄付する余裕なんてない」と思っていました。でも、生活に必要なものを賢く選んで手に入れることで、現金の出費を抑えられることを知りました。
正直、毎日クタクタだけど、今日も子どもにご飯を食べさせて寝かしつけた。それだけで、もう100点満点なんですよね。無理しなくていい。そんな気持ちで、少しでも家計の負担が軽くなればと思います。
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