— シングルマザーナビ編集部スタッフより、深夜に元旦那への怒りと向き合うあなたへ —
ふとスマホを手に取った瞬間、元旦那のSNSを見つけてしまったこと、ありませんか?新しい彼女と旅行に行ったり、美味しそうな焼肉を楽しんでいる姿。そんなのを見てしまうと、胸の中がざわついて、どうしようもなく悔しくなりますよね。
こちらは子どものスニーカーがサイズアウトして、買い替えに頭を悩ませているのに、自分の昼ごはんはおにぎり一つで済ませているのに。養育費も払わずにのうのうと生きている彼に、怒りが込み上げてきて、涙が止まらなくなる夜もあると思います。
そんな感情を抱えるのはあなただけじゃありません。今回は、「許せない」という気持ちと、未払いの養育費にどう向き合うか。法的に追い詰める道と、心の整理を優先する道、それぞれの現実についてお話しします。
「戦う道」:元旦那を法的に追い詰めるための現実
もし離婚の際に「公正証書」を作っていたり、調停で離婚しているなら、あなたは強い武器を持っていることになります。元旦那が養育費を払わない場合、裁判所に申し立てて給与差し押さえ(強制執行)が可能です。
これはかなり強力な手段で、彼が会社員なら給料から直接天引きされ、あなたの口座に振り込まれます。会社にも知られるため、社会的なプレッシャーにもなります。
「住所も勤務先もわからない」という場合でも、法改正で「第三者からの情報取得手続き」が利用しやすくなり、役所や銀行を通じて彼の居場所を特定できる可能性が高まりました。
ただ、この手続きにはあなたの膨大なエネルギーが必要です。裁判所への往復や書類の準備、何より彼のことを考え続ける精神的な負担は相当なもの。私自身も、手続きを進めていた頃は、夜中に胃がキリキリして眠れない日もありました。
それでも「正義を貫きたい」「子どものためにお金を確実に受け取りたい」という気持ちが強ければ、戦う価値は十分にあります。
「忘れる道」:彼を心の中で手放し、自分の人生を守る選択
一方で、あえて「戦わない」という選択をするママもいます。これは決して諦めではなく、自分の心の平穏を守るための積極的な決断です。
ほんの数万円のために、毎日元旦那への怒りや恨みを募らせて、眉間にシワを寄せて過ごす時間がもったいないと感じるのです。
編集部のBママはこんなふうに話してくれました。「養育費を請求するために連絡を取ると、動悸がして子どもにイライラしてしまう。だから、心の中で『彼はもう死んだ。私は未亡人だ』って設定を変えたら、不思議と稼ぐ力が湧いてきた」と。
彼に関わるすべてのパイプを断ち切り、自分と子どもだけで幸せになる。彼がのうのうと生きていようが、将来どうなろうが、「私には関係ない他人」と思えるようになった時、初めて本当の意味での離婚が成立するのかもしれません。
どちらの道を選んでも、あなたの選択は間違っていない
元旦那と戦って養育費を確実に受け取るのも、心の整理を優先して彼を忘れるのも、どちらも正しい選択です。
一番つらいのは、どちらにも決められず、夜中に一人で怒りや悲しみを抱え続けること。そういう時間は、何も生み出しません。
あなたの人生の主人公はもう彼ではなく、あなた自身です。今のあなたが一番笑っていられる選択はどちらか。夜遅く、温かいお茶を飲みながら、そっと自分の心に問いかけてみてくださいね。
正直、毎日クタクタだけど、今日も子どもにご飯を食べさせて寝かしつけた。それだけで、もう100点満点なんですよね。
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