— シングルマザーナビ編集部スタッフより、通帳残高が4,368円だったあの頃のあなたへ —
「貯金したいのに、どうしてもできない」「気づけば毎月赤字ギリギリ」「貯金ゼロのまま親になるのが不安」そんな思いを抱えているあなた、私も同じでした。
離婚直後、私の通帳にはわずか4,368円しか残っていない時期がありました。そこから必死に計画を立て、1年後には50万円の貯金を達成しました。今日は、その具体的な方法をお伝えします。根性論や努力の押し付けはなし。シングルマザーが実際にできた“現実的なやり方”です。
お金の流れを見える化することが最初の一歩
貯金ゼロの時期、私は「節約」ばかりを意識して失敗していました。本当に大切なのは、自分のお金がどこに消えているのかを把握すること。これをやっただけで、支出の3割は減りました。
私がやったこと
- スマホのメモに「使ったお金だけ」を書く
- 項目分けはせず、続けやすくする
- 週末に合計額だけを確認する
レシート管理や家計簿アプリは続かない私でも、記録のハードルを限界まで下げたことで成功の第一歩を踏み出しました。
50万円貯めるための5つの方法
私が実践した方法は、以下の5つです。
- 固定費を月1万円以上削減
- 食費を減らすのではなく“ルール化”する
- 副収入を月5,000〜15,000円作る
- ポイントで年間5万円浮かせる
- 児童扶養手当を“貯金箱扱い”にする
それぞれ詳しくお話ししますね。
固定費を月1万円削減することが一番効果的
節約は変動費よりも、固定費の見直しが最優先です。私が実際に削った固定費は以下の通りです。
具体的な削減例
- スマホのキャリアを格安に変更:9,000円 → 2,300円(年間80,000円浮いた)
- 電力会社を見直し:8,000円 → 6,000円(年間24,000円浮いた)
- サブスクを解約:月3,000円浮いた
固定費の削減だけで、年間13万〜15万円の節約ができました。貯金の半分はここで作れたと言っても過言ではありません。
食費は“我慢”ではなく“ルール”で減らす
節約本にあるような「1日1食」や「自炊100%」は私には無理でした。私が実践したのは、現実的なルールを作ることです。
具体的なルール
- 1週間の買い物は2回までに制限
- 子どもがよく食べる“固定メニュー”を作る(カレー、うどん、卵焼き、野菜スープなど)
- 冷凍野菜・カット野菜を積極的に利用
これらのルールを守ることで、月の食費は4万円から3万円に減りました。節約している感はゼロでも、確実に減らせました。
副収入を月5,000〜15,000円作る
副業というより、生活の延長でできる小さな収入源を作りました。
具体的な方法
- メルカリで家の中の物を売る
- アンケートサイトで月1,000〜2,000円
- 単発の内職(シール貼りや軽作業)
これらで年間5〜10万円の副収入を得ることができました。
ポイント活用で年間5万円浮かせる
ポイントは貯めるものではなく、使って節約するものです。私が実践したのは以下のことです。
具体的な活用法
- PayPayのキャンペーンだけで買い物
- 楽天ポイントを生活用品に全振り
- 誕生日クーポンを必ず使う
- スーパーは“固定1店舗だけ”にする
これで年間約3万〜5万円の節約ができました。
児童扶養手当を“強制貯金”にする
正直、これが一番重要なポイントです。児童扶養手当は生活費に回すと消えてしまうので、私はこうしました。
具体的な方法
- 手当が入ったら、当日中に2万円を別口座へ移動
- 残りを生活費に使う
この“強制貯金”で年間6万円が確実に残ります。気持ちが荒れている時でも続けられる仕組みは強いです。
気づいたら50万円貯まっていた理由
それは、“頑張らない節約”を実践していたからです。固定費の見直し、買い物回数を減らす、ルールを決める、隙間で小さく稼ぐ、制度やポイントを使う、手当は自動的に貯める。これらを生活習慣の微調整として繰り返しました。
頑張らなくても続く方法だから、1年という長い期間でも崩れずに続けられました。
貯金ゼロだった頃の不安を、あなたにも知ってほしい
貯金がない時期は、未来が真っ暗に見えます。でも、ゼロから始めたからこそ言えることがあります。貯金ゼロは“恥”ではなく“スタートライン”です。ひとりで家計を支えながら生きているあなたは、普通の人より何倍も強いです。
50万円貯められたのは、能力でも運でもなく、“生活の仕組み”を変えただけ。あなたにも必ずできます。
まとめ:貯金は“気合”ではなく“仕組み”で作るもの
最後に、私が実践した方法をまとめます。
- 固定費削減 → 年間13〜15万円
- 食費ルール化 → 月1万円削減
- 副収入 → 年間5〜10万円
- ポイント活用 → 年間3〜5万円
- 手当の強制貯金 → 年間6万円
合計すると、1年で30万〜50万円は現実的に貯まります。あなたの生活は、必ず変えられます。そして、こんなに頑張っているあなたを、一番褒めてあげてほしい。貯金は“自分と子どもの未来を守る力”になるから。
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