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シングルマザーが受けられる補助金・助成金一覧

シングルマザーとして生活していると、毎月の支出を少しでも減らしたいと思いますよね。実は国や自治体には、私たちが使える補助金や助成金がたくさんあるんです。

ただ、これらの制度は自分から申請しないともらえません。知らないままだと年間で数十万円も損をしてしまうこともあります。今回は、私が実際に調べて申請した経験をもとに、シングルマザーが使える補助金・助成金を分かりやすくまとめました。

目次

生活費を減らせる補助金

保育料の減免制度

保育園に子どもを預けている方は、まずこれを確認してください。

どんな制度? 保育料は世帯の収入によって決まりますが、ひとり親家庭はさらに安くなる制度があります。

いくら安くなる?

  • 年収200万円以下:無料になることが多い
  • 年収300万円以下:半額程度になることも
  • 認可外保育園でも補助が出る自治体あり

どこで申請する? 通っている保育園または市区町村の子育て支援課に相談してください。

私の場合、この制度を知らずに1年間通常料金を払っていて、後から「申請してれば年間20万円浮いたのに…」と後悔しました。

学童保育の利用料減免

小学生の子どもがいる方は、学童保育(放課後児童クラブ)の料金も減免されます。

対象者は? ひとり親家庭で、所得が一定以下の世帯です。自治体によって基準が違います。

いくら安くなる?

  • 通常:月5,000円〜8,000円
  • 減免後:月1,000円〜3,000円、または無料

申請方法は? 学童保育の申し込み時に「ひとり親家庭です」と伝えれば、減免申請の案内がもらえます。

水道料金の減免

意外と知られていませんが、水道料金が安くなる制度もあります。

対象者は? 児童扶養手当を受けている世帯が対象の自治体が多いです。

いくら安くなる?

  • 基本料金が無料
  • または月額1,000円程度の割引

年間で1万円以上節約できるので、バカにできません。

申請方法は? 水道局または市区町村役所の窓口で申請します。児童扶養手当の証書を持っていけば手続きできます。

粗大ごみ処理手数料の減免

引っ越しや大掃除で粗大ごみを出すとき、手数料が免除される制度です。

対象者は? 児童扶養手当または生活保護を受けている世帯です。

いくら安くなる? 粗大ごみ1個につき数百円〜数千円の手数料が無料になります。

使い方は? 粗大ごみを申し込むときに「児童扶養手当を受けています」と伝えてください。

子どもの教育費を助けてくれる制度

就学援助(小中学生向け)

小学生・中学生の子どもがいる方は、絶対に申請してほしい制度です。

何がもらえる? 学校でかかる費用を補助してくれます。

  • 給食費:全額または一部
  • 学用品費:年間2万円程度
  • 修学旅行費:実費分
  • 新入学用品費:5万円程度(1年生のとき)

対象者は? 生活保護を受けている、または受けていなくてもそれに近い収入の家庭です。基準は自治体によって違いますが、年収300万円以下なら対象になることが多いです。

申請方法は? 学校から4月に案内があります。見逃さないように注意してください。年度途中でも申請できます。

私はこの制度で給食費と学用品費の補助を受けていて、年間で10万円近く助かっています。

高校生等奨学給付金

高校生の子どもがいる方向けの制度です。

何がもらえる?

  • 国公立高校:年額約14万円
  • 私立高校:年額約15万円

対象者は? 生活保護を受けている、または住民税が非課税の世帯です。だいたい年収270万円以下が目安になります。

何に使える? 授業料以外の教育費(教科書、制服、修学旅行費など)に使えます。

申請方法は? 高校を通じて申請します。入学時に説明があるので聞き逃さないようにしてください。

大学等の入学金・授業料減免

子どもが大学や専門学校に進学する場合の制度です。

何がもらえる?

  • 入学金:約26万円まで免除
  • 授業料:年額約70万円まで免除

さらに給付型奨学金(返さなくていい奨学金)も併せて受けられます。

  • 自宅通学:月額約3.8万円
  • 一人暮らし:月額約7.5万円

対象者は? 住民税非課税世帯、またはそれに準ずる世帯です。年収380万円以下が目安になります。

申請方法は? 高校3年生の春から申し込みが始まります。高校の進路指導の先生に相談してください。

仕事のスキルアップを支援してくれる制度

自立支援教育訓練給付金

資格を取りたい、スキルアップしたいという方向けの制度です。

何がもらえる? 対象の講座を受講したとき、受講料の60%(上限20万円、一部は80万円)が戻ってきます。

どんな講座が対象?

  • 医療事務
  • 介護職員初任者研修
  • 簿記検定
  • パソコン講座
  • プログラミング講座

など、仕事に役立つ講座が対象です。

申請方法は? 受講前に、市区町村のひとり親家庭支援窓口で相談が必要です。受講後では申請できないので注意してください。

高等職業訓練促進給付金

看護師や保育士など、特定の資格を取るために学校に通う場合の制度です。

何がもらえる? 学校に通っている間、毎月お金がもらえます。

  • 住民税非課税世帯:月額10万円
  • 住民税課税世帯:月額7万5百円

さらに、資格取得後には修了支援給付金として5万円(または2万5千円)がもらえます。

対象の資格は?

  • 看護師
  • 准看護師
  • 保育士
  • 介護福祉士
  • 理学療法士
  • 作業療法士

など、1年以上学校に通う必要がある資格です。

申請方法は? 学校に入学する前に、市区町村のひとり親家庭支援窓口で相談してください。私の知り合いは、この制度を使って准看護師の資格を取り、今は月収30万円以上稼いでいます。

住まいに関する補助

母子生活支援施設の利用

住む場所に困っている方は、母子生活支援施設という選択肢があります。

どんな施設? 母子だけで入居できる公的な施設です。個室が与えられ、生活支援員が相談に乗ってくれます。

利用料は? 収入に応じて決まります。年収が低ければ無料または月数千円で住めます。

入居方法は? 市区町村の福祉課に相談してください。DVから逃げてきた場合などは優先的に入居できます。

公営住宅の優先入居

都営住宅や市営住宅などの公営住宅に、優先的に入居できる制度です。

何が優遇される?

  • 抽選の当選確率が上がる(通常の2倍〜5倍)
  • 家賃が収入に応じて決まる(月1万円台から可能)

申請方法は? 公営住宅の募集時に「ひとり親世帯」として応募します。募集は年に数回あるので、市区町村の住宅課に問い合わせてください。

私は公営住宅に当選して、家賃が月4万円から1万5千円になりました。年間で30万円の節約です。

税金が安くなる制度

寡婦控除(確定申告・年末調整)

これは補助金ではありませんが、税金が安くなる重要な制度です。

何が安くなる? 所得税と住民税が安くなります。

  • 寡婦控除:所得税で27万円、住民税で26万円控除
  • ひとり親控除:所得税で35万円、住民税で30万円控除

どっちが適用される? 未婚のシングルマザーも含め、ほとんどの場合「ひとり親控除」が適用されます。

申請方法は?

  • 会社員:年末調整のときに申告
  • パート・自営業:確定申告で申告

これを忘れると年間で数万円損をするので、必ず申告してください。

国民年金保険料の免除

国民年金を払うのが厳しい方は、免除制度があります。

いくら免除される? 所得に応じて、全額免除〜4分の1免除まであります。

メリットは?

  • 免除期間も年金を受け取るときの期間にカウントされる
  • 後から追納(払い直し)もできる

申請方法は? 市区町村の年金窓口または年金事務所で申請します。毎年申請が必要です。

申請するときの注意点

期限を守る

多くの制度には申請期限があります。特に学校関係は年度初めに一斉に案内が来るので、見逃さないようにしてください。

必要書類を事前に確認

申請には児童扶養手当証書や所得証明書が必要なことが多いです。事前に確認して準備しておくとスムーズです。

遠慮しない

「こんなこと聞いていいのかな」と遠慮する必要はありません。窓口の人に「シングルマザーで使える制度を全部教えてください」と堂々と聞いてください。

まとめ

シングルマザーが使える補助金・助成金はたくさんあります。でも、自分から調べて申請しないと1円ももらえません。

まずは自分の住んでいる市区町村の役所に行って、「ひとり親家庭で使える制度を全部教えてください」と聞いてみてください。きっと知らなかった制度がいくつも見つかるはずです。

私たちは一人で頑張っていますが、使える制度はフル活用して、少しでも楽に生活できるようにしましょう。

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