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冬の光熱費が20,000円超え…シングルマザーが試した節約術

— シングルマザーナビ編集部スタッフより、冬の寒さに震えながら光熱費の請求書を見て泣いたことのあるあなたへ —

11月に入ると、急に電気代やガス代が跳ね上がるのを実感しますよね。暖房をつけた瞬間、「あ、これはやばい」と思うこと、私も何度も経験しました。実際、電気代が8,000円から13,000円に、ガス代も5,000円から7,000円に上がるなんて、合わせて月20,000円近い光熱費がかかるなんて、まさに地獄です。給料の10分の1が暖房代に消えるなんて、本当に辛いですよね。今日は、そんな光熱費地獄をどう乗り越えるのか、一緒に考えてみましょう。

目次

冬の光熱費が跳ね上がる理由

暖房の費用は、実は想像以上にかかるものです。朝と夜だけつけるつもりが、子どもがいると「1日中つけっぱなし」になってしまうこと、ありませんか?子どもは寒がりだし、親として「寒い思いをさせたくない」という気持ちが強くなりますよね。その結果、朝5時から夜21時までほぼつけっぱなしという状況に。これが電気代に直結してしまうんです。

ガス代も同時に上昇

冬になると、シャワーも熱めにしたくなりますよね。子どもも「温かいお風呂がいい」と言うので、お湯を使う量が夏の2倍以上になることも。給湯のためのガス代が、月3,000円から6,000円へと跳ね上がるのも納得です。これが同時に襲ってくるから、光熱費が本当に厳しくなるんですよね。

シングルマザーの光熱費の現実

月20,000円の光熱費を見たとき、心が重くなります。給料の10分の1が暖房に消えるなんて、月給20万円なら2万円は大きいですよね。その2万円がなくなったら、月末は確実に赤字。給料日に喜んでも、光熱費の請求書を見てその喜びが一気に萎む。そんな気持ち、私もよくわかります。

クレジットカード払いの悪循環

光熱費の支払い日が来ても「今月はお金がない」という状況になってしまうことも。そんな時、クレジットカードで払うという選択肢が出てきますが、翌月の支払いが大きくなり、冬の光熱費のせいで翌年1月も家計が圧迫されるという悪循環に陥ります。

光熱費を削減するための工夫

では、どうやって光熱費を少しでも削減するか、一緒に考えてみましょう。

暖房の温度を1度下げる

暖房の温度を1度下げるだけで、月1,000円から2,000円の削減が可能です。例えば、20℃から19℃に下げるだけで、電気代に大きな影響が出ます。子どもにはセーターを着せ、親も厚着をすることで、温度設定をカバーする工夫が大切です。

つけっぱなしをやめる

「朝5時から夜21時つけっぱなし」から「朝7時から夜20時」に変更するだけで、月500円から1,000円の削減が見込めます。小さな削減の積み重ねが、月2,000円から3,000円の削減に繋がります。

給湯温度を下げる

お湯の温度を40℃から38℃に下げるだけでも、ガス代に大きく影響します。子どもには「ぬるい」と言われるかもしれませんが、体を洗う目的は達成されます。完璧を求めず、少しの妥協が大事です。

入浴時間を短くする

子どもとの入浴時間を15分以内に制限することで、ガス代が大きく削減されます。短い時間でも、親子の繋がりが減るわけではなく、むしろ濃い時間に変わる可能性もあります。

加湿器の使用時間を限定する

加湿器は24時間つけっぱなしではなく、朝1時間、夜2時間など、時間を限定することで月500円から1,000円の削減が可能です。必要性と電気代のバランスを考えた使い方が大切です。

公的な支援制度を活用する

冬季特別手当が支給される自治体もあります。東京都などでは、月数千円から数万円の支給があることも。市役所で「冬に特別な支援がないか」を確認するだけで、数千円の違いが生まれることもあります。

灯油代の補助

寒冷地では灯油を使う地域も多く、灯油購入費の補助がある自治体もあります。その補助で月3,000円から5,000円浮くこともあるので、自分の地域で灯油補助があるか必ず確認しておきましょう。

社会福祉協議会への相談

生活が逼迫している場合、「社会福祉協議会の冬季生活特別資金」という制度があります。低利で借りられるので、「借金」というイメージがあるかもしれませんが、一時的な支援として活用する価値があります。

光熱費以外での工夫

光熱費を削減するためには、衣類で暖をとることも大切です。セーターやズボン下、靴下を重ね着することで、暖房の温度を下げられます。子どもにも冬用の暖かい服を準備することで、電気代削減に繋がります。

窓に断熱シートを貼る

100均で手に入る断熱シートを窓に貼るだけで、冷気を大幅に減らせます。初期投資は数百円ですが、その投資で月1,000円から2,000円の削減が可能です。

湯たんぽの活用

お風呂のお湯を使って湯たんぽを作ることで、電気代ゼロで暖をとることができます。子どもと一緒に寝る時に湯たんぽがあれば、暖房の温度を下げることができます。

心構えとして大事なこと

冬の光熱費を乗り越えるためには、「完璧な快適さ」を手放すことが大事です。20℃で常に快適な状態を目指さず、19℃で我慢する、またはお湯の温度を下げる、暖房の時間を短くすることが心の余裕を生み出します。

子どもにも冬の節約を説明する

「今年の冬は、ママと一緒に電気代を減らす工夫をしようね」と子どもに説明することで、子どもも「ママが頑張ってる」ことを理解するようになります。その理解が、子ども自身の節約意識にも繋がります。

1ヶ月の光熱費を予測する

11月の初旬で「今月、どのくらい使うか」を予測しておくことも大切です。その予測があれば、月末の請求に驚かされることが減ります。心の準備ができるだけで、ショックの大きさが軽くなります。

冬の光熱費が月20,000円というのは、シングルマザーにとって致命的です。でも、乗り越えられないわけではありません。暖房の温度を下げる、給湯温度を下げる、加湿器の時間を限定するなどの小さな工夫の積み重ねが、月2,000円から3,000円の削減に繋がります。そして、公的な支援制度も活用することで、少しでも生活が楽になるかもしれません。完璧な快適さを手放しながらも、子どもと自分が健康に冬を越す。それが、シングルマザーの冬の戦略です。

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この記事を書いた人

シングルマザーナビ編集部です。
私たちは “何人かのシングルマザーで運営している小さな編集部” です。

それぞれ働き方も、子どもの年齢も、抱えてきた事情もバラバラ。
でも、夜中のキッチンでスマホを握りしめて検索したあの不安や、
通帳の残高を見てため息をついた日、
子どもに不意打ちで「なんでパパいないの?」と言われて固まった瞬間──
そういう“誰にも言えない体験”は共通していました。

ここでは、私たちが実際に味わってきた悩み・やらかし・小さな成功体験を、
専門家ぶらずにそのまま書いていきます。
「制度の情報」と「心が折れた瞬間」を、ちゃんと並べて置いておける場所にしたいと思っています。

ひとりで踏ん張っているあなたが、
少しでも呼吸しやすくなる記事を届けられたらうれしいです。

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