シングルマザーになって5年。時々「再婚したい」って思うことがあります。でも、結局は諦めてしまう。その理由は、簡単じゃありません。今日は、シングルマザーが再婚を諦める本当の理由を、ぶっちゃけでお話しします。
子どもへの影響が怖い
「新しいパパ」を受け入れてくれるのか
再婚となると、子どもは新しい父親を得ることになります。でも、もし上手くいかなかったら?子どもは、また家族が壊れるのを見ることになります。その心理的ダメージを、与えたくない。
子どもが「新しいパパが嫌だ」と言ったら、どうするのか。再婚相手を選ぶのか、子どもの気持ちを優先するのか。その葛藤が、あまりに大きい。
子どもの心身への影響
再婚相手との関係がうまくいっている場合でも、子どもは心理的な負担を感じるかもしれません。ステップファミリーの研究によると、子どもが適応するには時間がかかるんです。
うちの子どもは、すでに「ママとふたり」という関係に慣れています。その中に大人を一人増やすこと自体が、ストレスになる可能性がある。その責任を、負えるのか。
経済的な問題がある
再婚で失う手当や控除
児童扶養手当は、再婚すると受け取れなくなります。これは大きい。月4万円以上、失うことになるんです。相手の男性の収入が高ければ問題ないかもしれませんが、そう都合よくはいきません。
結局、「再婚してプラスになるのか、マイナスになるのか」という現実的な計算が、恋愛感情を上回ってしまいます。
財産分与や相手の経済状況の確認
再婚となると、相手の経済状況も見えてきます。借金がないか、子どもとの関係は大丈夫か。そういう「大人の確認」が必要になる。恋愛のドキドキが、現実的な計算に変わってしまう。
社会的プレッシャーと周りの目
「子どもがいるくせに」という言葉
再婚相手を見つけると、周囲からは「子どもがいるのに」という目線が向けられることがあります。子どもの父親ではない男性と付き合うことに、批判的な人も多い。
その社会的なプレッシャーが、恋愛をしにくくしている。自分の幸せよりも、周りの目が優先されてしまう。
子どもへの周囲の反応
「新しいパパができた」と聞かれたとき、周囲はどう反応するのか。「かわいそうに、何度も家族が変わるんだ」とか、そういう反応が返ってくるのが、目に見えています。子どもが、二次的な被害を受ける可能性がある。
自分自身への疑問
恋愛感情と責任感の違い
相手のことが好きか、それとも「孤独だから誰かと一緒にいたいのか」。その線引きが、難しい。子どもがいるシングルマザーが恋愛をするときは、常にこの問いが付きまとう。
相手の人格、経済状況、子どもとの相性。全てが揃っていないと、再婚はリスクが大きすぎる。
「ママである自分」と「女性である自分」の折り合い
再婚を考える時点で、「女性としての幸せ」を優先させることになります。でも、親としての責任とのバランスが、本当に難しい。
時々「自分だけの幸せを優先させたい」と思う。でも、子どもの顔を見ると、それが叶わない。その葛藤が、再婚を諦めさせるんです。
それでも「再婚したい」気持ちはある
孤独感の重さ
正直に言うと、再婚を諦めるのは「子どものため」だけじゃなく、「自分が傷つくのが怖い」という側面もあります。でも、孤独は本当に辛い。
大人として、誰かと人生を共にしたいという気持ちは、消えません。
完璧な相手を待つわけじゃない
「完璧な人」を待っているわけじゃない。ただ、子どもにも優しくて、経済的に安定していて、自分との相性も良い人。そういう人が現れるまで、再婚は考えられない。
そして、現実的には、そういう人に出会う環境がない。仕事と育児で精一杯で、出会いの場すら作れていません。
シングルマザーの現実
再婚を諦める理由は、ひとつじゃありません。子どもへの責任、社会的プレッシャー、経済的な計算、そして自分自身への疑問。全てが絡み合っています。
だからこそ、シングルマザーが再婚相手を見つけるのは、本当に難しいんです。そして、それは誰のせいでもなく、ただ「そういう現実」なんだと思います。
完璧を目指さない。でも、妥協もしない。その綱渡りの上で、シングルマザーたちは生きている。
コメント