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シングルマザーが今もっとも不安に感じていることまとめ

シングルマザーとして日々子育てと仕事を両立している中で、私たちが抱える不安は尽きることがありません。周囲には「頑張ってるね」と言われても、心の中では常に様々な心配事を抱えているのが現実です。今回は、私自身の経験と周りのシングルマザー仲間から聞いた声をもとに、今もっとも多くの方が不安に感じていることをまとめました。

目次

お金の不安が圧倒的1位

やはり最も多くのシングルマザーが抱えているのは「経済的な不安」です。これは単に「生活費が足りない」という表面的な問題ではありません。

毎月の生活費をやりくりするだけでも精一杯なのに、子どもの成長に伴って増えていく教育費、突然の病気や怪我での医療費、冠婚葬祭などの急な出費。これらを常に頭の片隅に置きながら生活しています。

特に不安なのは「この先ずっとこの状態が続くのか」という将来への見通しの立たなさです。今は何とかやりくりできていても、子どもが中学・高校・大学と進学していく中で、本当に教育費を工面できるのか。自分が病気で働けなくなったらどうするのか。こうした漠然とした不安が常につきまといます。

子どもの精神面への影響

「父親がいないことで、うちの子は何か心に傷を負っているんじゃないか」という不安も非常に大きいです。

周りの家庭を見ると両親揃っていることが多く、運動会や参観日で父親の姿がないことを子どもがどう感じているのか気になります。「お父さんは?」と友達に聞かれたとき、我が子がどう答えているのか。寂しい思いをさせているんじゃないか。そんな罪悪感と不安が常にあります。

思春期を迎えたときに、父親不在の環境が子どもにどう影響するのかも心配です。特に男の子の場合、男性の相談相手がいないことで悩みを抱え込んでしまわないか。女の子の場合も、父親との健全な関係性を知らないまま成長することで、将来の男女関係に影響が出ないかと不安になります。

仕事と子育ての両立の限界

シングルマザーは「働かないと生活できない」けれど「子どもとの時間も大切にしたい」という板挟みの状態です。

フルタイムで働けば収入は増えますが、子どもとの時間は削られます。保育園や学童のお迎え時間に間に合わせるために残業を断ると、職場での評価が下がるのではないかという不安もあります。

一方、子どもとの時間を優先してパートタイムで働くと、今度は収入が足りず生活が苦しくなります。どちらを選んでも何かを犠牲にしなければならず、「これで本当に良いのか」という葛藤が続きます。

さらに子どもが体調を崩したとき、自分以外に頼れる人がいないというプレッシャーも大きいです。「また休むの?」という職場の視線を感じながら、子どもの看病のために休暇を取る。このバランスをいつまで保てるのかという不安があります。

孤独感と相談相手の不在

シングルマザーになって初めて気づいたのは、「相談できる相手がいない」ということです。

夫婦で子育てをしている家庭なら、パートナーと相談しながら決められることも、全て自分一人で判断しなければなりません。「この判断で本当に良かったのか」と後から不安になることも多々あります。

周囲の友人たちは夫婦で子育てをしているため、シングルマザー特有の悩みを理解してもらいにくいという孤独感もあります。愚痴を言えば「大変だね」と同情されるだけで、具体的な解決策は得られません。

夜、子どもが寝た後に一人で不安を抱えている時間が最も辛いという声も多く聞きます。誰かに話を聞いてもらいたいけれど、夜中に電話できる相手もいない。そんな孤独感が心を蝕んでいきます。

自分自身の将来への不安

子どものことばかり考えていると、ふと「私自身の将来はどうなるんだろう」という不安に襲われます。

子どもが独立した後、一人で老後を迎えることになる。老後資金は貯められるのか。病気になったときに誰が面倒を見てくれるのか。再婚の可能性もほぼないだろうし、このまま一生一人なのかという不安です。

また、今は若さと体力で何とか乗り切れていても、年齢を重ねていく中で同じペースで働き続けられるのかという心配もあります。体力が落ちたとき、今の生活水準を維持できるのか。そもそも雇ってもらえるのか。

周囲の目と偏見

残念ながら、今でもシングルマザーに対する偏見や心ない言葉に傷つくことがあります。

「計画性がない」「子どもが可哀想」といった無責任な言葉。賃貸契約や子どもの入園・入学の際に感じる微妙な空気感。「母子家庭だから」という色眼鏡で見られることへの怒りと悲しみがあります。

子どもも学校で「お父さんいないの?」と友達に聞かれたり、家庭環境について説明を求められたりすることがあります。そうしたとき、子どもが傷ついていないか、いじめに繋がっていないかという不安が常にあります。

まとめ

シングルマザーが抱える不安は多岐にわたり、そのほとんどが一朝一夕には解決できない根深いものです。しかし、一人で抱え込まず、利用できる支援制度を活用したり、同じ境遇の仲間とつながったりすることで、少しずつ不安を軽減していくことはできます。

この記事を読んで「自分だけじゃないんだ」と感じてもらえたら嬉しいです。完璧な母親である必要はありません。不安を感じながらも、一日一日を懸命に生きている。それだけで十分頑張っているのです。

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