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「ママだけ?」と聞かれるたびに胸が痛む…シングルマザーの心が折れそうな瞬間8選

シングルマザーの日常には、予想外のタイミングで心がへしゃげる瞬間があります。それは、厳しい環境のせいではなく、社会の「当たり前」が、うちには当てはまらないからです。今日は、私が実際に経験した、心が折れそうになった瞬間をお話しします。

目次

子どもからの何気ない質問

「ママ、パパはどこ?」って初めて聞かれた瞬間

3歳の子どもが、急に聞いてきました。それまでは「ママとふたり」が当たり前だったんだと思いますが、保育園で友達の話を聞くようになったんでしょう。

その瞬間、胸が締め付けられました。正直に話さなきゃいけない、でも傷つけたくない。その両立を、親は強いられるんです。結局、「ママが一生懸命頑張るからね」としか言えませんでした。

母の日のプレゼントで「パパへのプレゼント」も作る子ども

保育園から、「お父さんへのプレゼント制作」の案内が来ました。その日、子どもは「パパはいないから、ママへ2つ作る」と言ってくれたんです。優しさに、泣きそうになりました。

親が、子どもに気を遣わせてしまっている。その罪悪感が、本当に重いです。

学校や社会の「標準」が辛い

学校の提出物に「お父さんのサイン」が必要

小学校の書類で「父親のサイン」が必須だったことがあります。学校に電話して「シングルマザーなので、母親のサインだけでいいか」と聞かなきゃいけなかった。

もう、その電話をかけるまでの心理的負担が大きい。「特殊な家庭」という扱いが、毎回毎回あります。

運動会で「父と子の競技」がある

運動会の案内に「父親参加の競技」がありました。子どもは嬉しそうに「ママ、一緒に出ようよ」と言ってくれたけど、「父と子」という枠組みからは外れています。

結局、別の形での参加をしてくれたんですが、その時に「ママが両親分頑張らなきゃ」というプレッシャーが、すごくのしかかります。

周囲からの言葉の刃

親戚の集まりで「可哀想ね」と言われる

「お父さんがいなくて、かわいそう」という言葉。これほど傷つく言葉はありません。子どもの前で言われたら、尚更です。親戚なのに、そういう配慮がないんだと気づく瞬間。

子どもは「別に可哀想じゃない」と言ってくれるけど、大人の言葉は子どもの心に残ります。

友達に「パパはどこ?」と聞かれる子ども

子どもの友達に「パパはいないの?」と聞かれました。その時の子どもの表情が、ずっと忘れられません。説明しなきゃいけない。自分たちの家族形態を、毎回毎回説明する苦しさ。

子どもは「ママだけなの」と答えてくれたけど、その後、子どもは少し落ち込んでいました。

現実の制約

仕事が遅くなって、子どもの迎えが間に合わない

保育園の迎えは18時。仕事が遅くなると、本当に焦ります。保育園の先生の顔を見ると、申し訳なさでいっぱいに。「もう一人親がいれば…」と何度思ったか。

子どもは疲れた顔で、「ママ、遅かった」と言う。それが、一番堪える。

子どもが病気の時、仕事を休むしかない選択肢

突然の発熱。看病するのは私ひとり。仕事も休まなきゃいけません。給料は減るけど、子どもの健康が第一。その判断は簡単だけど、毎回、心がすり減ります。

両親がいる家庭なら、父親が看病するという選択肢もあるんでしょう。そういう「選択肢の豊かさ」が、うちにはない。

でも、折れるわけじゃない

これだけ大変なことが続くと、「やっていけるのか」と思うこともあります。でも、子どもが成長する中で「ママが頑張ってるの知ってる」と言ってくれる日が来ます。

その一言で、全てが報われるわけではない。でも、進む力になる。

シングルマザーの心が折れそうになるのは、子どもや環境のせいじゃなく、社会の「標準」とのズレなんだと思います。その中でも、子どもと一緒に進んでいく。それが、私たちの強さです。

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この記事を書いた人

シングルマザーナビ編集部です。
私たちは “何人かのシングルマザーで運営している小さな編集部” です。

それぞれ働き方も、子どもの年齢も、抱えてきた事情もバラバラ。
でも、夜中のキッチンでスマホを握りしめて検索したあの不安や、
通帳の残高を見てため息をついた日、
子どもに不意打ちで「なんでパパいないの?」と言われて固まった瞬間──
そういう“誰にも言えない体験”は共通していました。

ここでは、私たちが実際に味わってきた悩み・やらかし・小さな成功体験を、
専門家ぶらずにそのまま書いていきます。
「制度の情報」と「心が折れた瞬間」を、ちゃんと並べて置いておける場所にしたいと思っています。

ひとりで踏ん張っているあなたが、
少しでも呼吸しやすくなる記事を届けられたらうれしいです。

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