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狭いアパートでも子どもに居場所を。シンママが教える収納と空間の工夫

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— シングルマザーナビ編集部スタッフより、おもちゃを踏んで痛い思いをしたあなたへ —

「お友達の家には、自分の部屋があるんだよ」そんな言葉を子どもに言われたとき、胸がぎゅっと締めつけられる気持ち、よくわかります。私も何度もそう感じてきました。

シングルマザーの家計で、子ども全員に個室を用意するのは本当に難しいですよね。1LDKや2DK、時にはワンルームで親子が暮らすことも珍しくありません。狭い家だからといって謝る必要はないのに、つい「ごめんね」と言いたくなってしまう。その気持ち、痛いほどわかります。

でも、狭い家には狭い家なりの良さもあります。例えば、親子の距離が近いこと。離れて暮らすよりも、顔を合わせる時間が多いから、子どもの小さな変化に気づきやすいんです。今回は、そんな限られた空間を少しでも快適にして、子どもが「ここは自分の場所」と感じられる工夫を、私の経験も交えてお伝えします。

学習机は買わない。リビング学習の意外なメリット

狭い家で一番場所を取るのが学習机ですよね。私も最初は「小学生になったら買わなきゃ」と思っていました。でも、実際に買ってみると、低学年のうちは机がただの物置になってしまうことが多いんです。

うちの場合、リビングのテーブルで宿題をさせるようにしたら、子どもも集中できていました。私も家事をしながら見守れるので、気持ちが少し楽になりました。ランドセルや教科書は、カラーボックスで作った専用の棚に置くようにしています。「ここは君の基地だよ」と声をかけると、子どもも嬉しそうにしてくれました。

ちなみに、私が最初に学習机を買ったときは、置き場所に困ってしまい、結局ほとんど使わずに処分した経験があります。あの時は正直、気が遠くなりました。でも、リビング学習に切り替えてからは、家の中がぐっと広く感じられるようになりました。

床だけじゃない。壁や上の空間も使う収納術

狭い部屋で床がいっぱいになると、息苦しくなりますよね。そんなときは、床だけでなく壁や天井近くの空間も活用してみてください。

例えば、突っ張り棒にワイヤーネットを組み合わせて壁面収納を作ると、帽子やバッグを吊るせて便利です。うちでは、子どもの帽子やランドセルカバーをここに掛けて、床に置かないようにしています。

もし少しスペースに余裕があれば、ロフトベッドもおすすめです。私の友人はロフトベッドの下に勉強スペースを作っていて、子どもが自分の小さな部屋のように感じられると言っていました。床に物を置かないだけで、6畳の部屋が8畳くらいに広く感じることもあります。

私も以前、床に物が散らかっていると気持ちがざわついてしまい、夜眠れないことがありました。床がすっきりすると、心も少し落ち着くんですよね。

カーテン一枚で守れる、子どものプライバシー

子どもが思春期に入って、一人の空間を欲しがるようになると、狭い家はつらいものです。引っ越しが難しくても、部屋の中で仕切りを作ることはできます。

本棚や突っ張りパーテーション、天井からカーテンを吊るすだけでも、簡単に間仕切りができます。うちではカーテンで仕切ったスペースを作ったら、子どもが「ここは自分の場所」と言って大事にしてくれました。

「ここから先は入らないでね」というルールを家族で決めることで、同じ部屋でもプライバシーを守ることができました。

狭い家だからこそ見える、親子の距離感

狭い家は掃除が楽だし、光熱費も抑えられます。何より、顔を合わせる時間が多いから、子どもの小さな変化に気づきやすいのが助かります。

私も忙しい毎日の中で、子どもの寝顔を見てほっとする瞬間があります。そんな時、狭い家でもなんとかやっていけるんだなと感じます。

「うちは狭いからこそ、仲良しなんだよ」そう思える日が、きっと来ます。無理しなくていい。今日も少しずつ、工夫を重ねていきましょう。

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